世の中にわずか1%しかないH&Aダイヤモンドの魅力

ダイヤモンドを探していると、みなさんH&A(ハーツ&アロー)という言葉を耳にすることがあると思います。このH&A (H&C(ハーツ&キューピッド)と呼ばれることもあります)って一体なんなの???と始めて聞いた時はわけが分からないですよね?

H&Aとは簡単にまとめると「ダイヤモンドのカットが正確過ぎてはっきりとハートと矢の模様が浮き出ているカット」のことを指します。

言葉で説明するより画像で確認して頂ければ一番分かりやすいかと↓

ダイヤモンドのカットを見れるideal scopeという機器を通してダイヤモンドを見るとこのように裏側からはハートの模様(左画像)、正面からは矢の模様(右画像)がはっきりと見えます。これがH&Aの特徴です。H&AはRB(ラウンドブリリアント)のみに存在するカットで他のシェイプには存在しません。そこは少し残念ですが、H&AはBR特有のカットだとお考えいただければと思います。

下記の写真では一番左がH&A(表裏は上下でセット)で右に行くごとにカットのクオリティが落ちてハートと矢の模様が崩れていっていますよね。カットが正確であればあるほどはっきりくっきりとハートと矢の模様が見えるのがお分かりいただけるかと。

Source: http://jcrs.com

H&Aの特徴が分かったところで、このH&Aが出ることによって得られるメリットとは何なのでしょう?そこが何より一番大切なところですよね?

それは、最高級の輝き!!!なんです!

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ここで少しダイヤモンドのカットについてお話を…

以前ダイヤモンドはやっぱりカットが大事!で詳しく書きましたが、ダイヤモンドの輝きは何を隠そうカットがとにかく大事なんです!カットさえ良ければ他の4Cは忘れても良い!と言っても過言ではない程カットはダイヤモンドの輝きにとって一番重要視すべきポイントです!もちろんクラリティも悪過ぎればどんなにカットが良くても…というところはありますが…w それは一旦置いておいて…

その輝きを左右すると〜っても重要なカットの善し悪しを判断する材料として、まずカットグレードというものが存在します。それはよく鑑定書で見るEXCELLENTやGOODなどの評価です。

1番最高のカットグレードから↓

  1. EXCELLENT
  2. VERY GOOD
  3. GOOD
  4. FAIR
  5. POOR

と順番にカットグレードは落ちて行きます。

この評価は何を基準にされているかというと全体のプロポーションが評価の軸になっています。

その他にもカットの仕上げに関わる部分として研磨(POLISH)と対称性(SYMMETRY)も重要な要素の一つ!こちらもカットと同じくEXCELLENT〜POORとグレード付けされます。

そしてこの3つの要素↓

  1. 全体のプロポーション
  2. 研磨
  3. 対称性

が全てEXCELLENTだった時、それを3EX(トリプルエクセレント)と呼びます。

そんな全てがEXCELLENTな3EXってなんだか凄そうですよね!そうなんです!輝きが素晴らしいダイヤモンドをお探しなら目指すは3EXです!

でもでも、ちょっと待ってください!

3EXの情報だけではまだ語り足りないダイヤモンドの魅力があるんです!それがH&Aなんです!!!H&Aの話に辿り着く迄までちょっと時間がかかってしまいましたが…w

実は鑑定書上3EXだったとしても、それが必ずしもH&Aのダイヤモンドではないということなんです。しかもH&Aは鑑定書には書いていないプラスαの情報になるので、鑑定書とは別にideal scopeなどの機器を使ってH&Aの模様が出ているか確認しないと分からないんです。

なぜ3EXのダイヤモンドにH&Aが出るものと出ないものがあるかというと、例えば5段階の通知表の5と表記があっても6があったら6に行けちゃうぐらい最高な5の場合と、本当は4にほど近いけどかろうじて5の場合ってあると思います。それと同じでEXCELLENTと一言でいってもEXCELLENTの評価レンジ内に入っているというだけで個体差が必ずあります。なので3EX=H&Aと言えないわけです。

この例で言うとH&Aが出るカットは6に行けちゃうぐらい最高の5の評価を上記の3要素(全体のプロポーション、研磨、対称性)についてされたダイヤモンドのみが持っているいるものなんです。そこが最初にH&Aについてカットが正確過ぎる!と言ったポイントになります。

そうなるとEXCELLENTの中EXCELLENTなH&Aってなんだかとっても希少性が高そうですよね?氷山の一角のようなイメージ?

うんうん、そうなんです!実は世の中に存在するダイヤモンドの中のわずか1%のみがH&Aにカットされていると言われるほど希少性の高い特別なダイヤモンドがH&Aなんですー!!!たった1%ですよー!びっくり!言い換えるとそれだけH&Aにカットするのが難しいということなんですね。

H&Aのダイヤモンドをカットするには通常の3倍の時間が掛かり、原石を削る部分も増える上、カッターさんの技術力+特別な機器を使って全てのカットステージにおいて慎重な分析が必要となります。こうした行程を経て作られるH&Aは一般的なカットのダイヤモンドよりもやっぱり高価になってしまうんですね。

確かにH&Aダイヤモンドはお値段設定が少し高いように思います。でもこの希少性と技術、手間隙を考えてみるとそれは頷けるお値段設定なのかもしれませんね…

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一昔前ではH&Aと言ってもプラスαな情報というだけで特にそこに特化した販売をしているところは少なかったように思います。なのでH&Aのダイヤモンドが欲しくてもその情報を提示して販売していない限り辿り着くのは難しい状況でした。しかし最近は様々なところでH&Aを差別化して販売しているところを目にします。

私が自分の婚約指輪を買った(買って頂いたのですがw) James AllenでもTrue Hearts™というカテゴリーを作って購入者がより簡単にH&Aのダイヤモンドを見つけられるようにしています。私が購入した時にはまだこのカテゴリーは存在していませんでした。


ダイヤモンドの右下にある赤い印がTrue Hearts™目印になっています。

こうして一目でH&Aのダイヤモンドを一覧ができるというのは購入者側からするとダイヤモンドを探す時間短縮にも繋がりますし、間違いなく素晴らしいカットのダイヤモンドを手にすることが出来るというお墨付きがあるわけですから安心して購入することもできますよね。特にネットのような自分の目で実物を見ることが出来ない場合特に役に立つ情報だと思います。

それぞれのダイヤモンドのページに行くとそのダイヤモンドのideal scope画像が確認できます↓

私が自分の婚約指輪に選んだダイヤモンドは3EXでしたが、その頃はJames AllenTrue Hearts™のカテゴリーがなかったので購入する際にideal scopeの画像をお願いしてH&Aか確認をしてから購入しました。

その時に画像はこちら↓

はっきりと矢の模様が出てますよね。こうした情報はダイヤモンドを購入する際に自信を持って決定するための大事な要素になると思います。

今ではH&Aのダイヤモンドをカテゴリー化してくれているので、もし気に入ったダイヤモンドがそこで見つかればわざわざideal scopeをリクエストする手間も省けて、よりスムーズにお買い物ができるようになりましたね♡

さてはて、今回はH&Aについてお話しましたが、ダイヤモンドのカットって本当に奥が深くって様々な角度からお話ができてしまいます。以前に書いた記事もまた違う目線からカットについて話していますのでもしご興味がありましたら一読して頂ければと思います↓
ダイヤモンドはやっぱりカットが大事!
Excellentカットの中にも種類があるの?BIC、TIC、FICって何?

Engagement rings

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世の中にわずか1%しかないH&Aダイヤモンドの魅力」への2件のフィードバック

  1. mirin

    こんにちわー、毎回コメントすみません(笑)
    毎晩ダイヤモンドのことばかり考えておりますので、ついつい・・

    そうなんですね・・・そんなに貴重だなんて知りませんでした・・・

    私もH&Aは確かに気になっていましたが、表記がないダイヤさんだったので画像を取り寄せました。
    自分の納得できるものを選んだ記憶があります。

    今ではルーペはもちろんのこと、裸眼でも太陽の光で見えるこの矢のマークが本当に大好きです。

    今ではスマホでもピントが合えばこのマーク、写るんですよね!!
    いい画像撮れたらただただ、満足という気持ち悪い自分なことは十分わかっていますが、いいんです・・・。それが楽しいんです・・・
    それが少しでもくすんでいると、すぐに中性洗剤&ハブラシ攻撃です・・

    uixiさんにはこのマニアックな気持ちが伝わればうれしいのですが・・・(笑)

    返信
    1. uixi 投稿作成者

      mirinさん、こんにちは〜!コメントありがとうございます!とっても嬉しいです♡
      H&Aがダイヤモンドの中でわずか1%だなんて本当にびっくりですよね!
      H&Aの矢の模様は確かに裸眼でも角度によって確認することができますね!私もよく見ては奇麗だな〜♡と思ってます。
      写真を撮る時も矢の模様が出るようにしちゃう気持ち分かります〜〜〜!!!
      女優さんのお気に入りの写真の角度みたいな感じなんですかね、ダイヤモンドはこの矢が見える角度で撮らなければ!ってなっちゃいますw
      やっぱり自分やパートナーが一生懸命選んで超納得して最終的に自分たちの元に来てくれたダイヤモンド(ちょっと大げさかもしれませんがw)との生活って、ただダイヤモンドジュエリーを身につけているだけではない特別な思い入れがありますよね。
      毎日クリーニングしてあげたいし、写真を撮るならベストアングルで奇麗に撮りたいし!そういう気持ちって自然と生まれてくるのかな?っと思います♡

      返信

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