ビンテージカットダイヤモンド(OEC)の魅力

Vintage(ビンテージ)の婚約指輪と聞いてみなさんはどう思いますか?

日本ではビンテージリングを婚約指輪に選ぶ人は少ない気がしますが、海外では代々受け継がれている婚約指輪があったり、本物のビンテージじゃなくてもビンテージデザインのリングを作る人など、ビンテージリングは婚約指輪にもとっても人気です。

ダイヤモンドのカットに関してもOEC(Old European Cut)やRose Cutなど、最近のダイヤモンドのカットにはない独特の特徴があります。ここで注目したいのがダイヤモンドのカットなのですが、このOECがとっても魅力的なんですよ〜♡私OECの大ファンでして…是非このカットについてお話がしたいなと…

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OECの歴史を辿るとOECの始まりとなったOMC(Old Mine Cut)というカットがあるのですが、OMCが作られ始めたのが1800年代の初期からで1870年代ぐらいまで使われていたそうです。ダイヤモンドの原型に近いスクエアシェイプをしています↓

クラウンが高く、テーブルが小さい、そしてキューレットが大きくカットされていて、ガードルも太めのところが特徴です。この時代はほとんどが手作業でカットされていたそうです。

そして1875年頃、産業革命と共にダイヤモンドのテクノロジーも発達し、ダイヤモンド旋盤が開発されました。それによりダイヤモンドのカットの精度が上がり、円形のカットや細いガードルを作ることも可能に。

技術の発達でOMCから誕生したのがこちらのOECなんです↓


OECは1890年代から1930代ぐらいまで流行りのカットとして人気を集めていました。カットの特徴はOMCと似ていて、クラウンが高く、テーブルが小さい、そして小さくはなりましたがキューレットがカットされているところ。大きな違いはラウンドシェイプとガードルが細くなったところですね。

その後の歴史を追うとOECの時代からTransitional Cutというクラウンが低く、テーブルが広い、パビリオンが短くてキューレットが更に小さいカットを経て、現代のRBC(Round Brilliant Cut)へと変化を遂げて行ったのがわかります。

私が注目しているOECは100年以上前のカットになりますが、このカットはアメリカでは今でもファンが多く、わざわざOECにダイヤモンドをカットして売っているところもあるぐらいです。「ダイヤモンドの疑問にはGood Old Goldの動画がおすすめ!」でもご紹介したGood Old Gold(GOG)ではAugust Vintage European Cutという名前でOECのような独自ビンテージカットを展開していて、クッションシェイプのAugust Vintage Cushionなどのダイヤモンドを取り扱いしています。

こちらがAugust Vintage European Cut↓

そしてこちらがAugust Vintage Cushion↓

いつも見ているカットとは一味違いますよね。GOGで扱っているダイヤモンドは平均的にとてもクオリティが高く、本当に美しいダイヤモンドのセレクションが沢山あります。カットもビンテージだけに関わらず一風変わったカットも取り扱っているので、覗いてみると面白いですよ♡

さて、上の写真のダイヤモンドですが、ラウンドシェイプの方のカラーがQで、クッションシェイプの方がXです。ビンテージリングに使われているダイヤモンドは真っ白なものより少し黄色味がかった色が多いのも特徴で、オフホワイト〜ライトイエローのダイヤモンドにとてもよく似合います。こういったライトイエロー系のダイヤモンドもあまり日本で見かけることの無いカラーですよね。私の中ではビンテージカットのダイヤモンドを買うならGOGで…と心に決めているので、いつか買えたらいいな〜♡

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現代ではRBCがダイヤモンドの輝きを最大限に引き出すカットとして絶対的な人気を誇る中、なぜOECに魅力を感じるか…不思議ですよね…それはやっぱりOECの持つ柔らかいイメージなのかなぁ…カットの模様もなんだかお花みたいで可愛くないですか?OECはRBCに比べてカット面の面積が大きいので輝き方も、細かくキラキラというより、ウルウルピカピカ光る感じで…

なんと説明したら良いのか言葉では難しいので、ここはAugust Vintage European CutとRBC(H&A)の比較の動画をご覧ください↓

August Vintage OEC Diamond vs Hearts & Arrows Ideal Cut Round Diamonds

 

中央のダイヤモンドがOECですね(カラー:M、クラリティ:IF、カラット:1.50)。この動画を見るとOECとRBCの輝き方の違いが良く分かりますよね。

彼の話を聞いていると、もともとこのOECダイヤモンドを仕入れた時は2.40カラットのOMCだったそうです。その後RBC(H&A)にリカットして1.74カラットに…しかしRBCのような近代的なカットではMカラーは人気が無く、なかなか売れなかったので色味のある石でも人気のあるOECに更にリカットして今の1.50カラットの状態になったそうです。もともと2.40カラットあった石が最終的に1.50カラットにまでリカットされたのか…とちょっとビックリ。でも確かにRBCのままよりOECの方が断然Mの良さが発揮されてると思います♡

さてはて、このビンテージカットのダイヤモンドたちがリングになると更に魅力倍増なんですよ〜♪例えばこのデザイン♡素敵すぎる〜♡♡♡

 

私の中でクッションシェイプのOECはこのフレンチカットのサイドストーンが付いたデザインがピカイチ!このウルウル感満載のダイヤモンドをずっと眺めていたいです…♡

他にも素敵なビンテージデザインのリングはたくさんあります〜↓

Photo: http://lost-in-centuries-long-gone.tumblr.com/

デザイン性が高くてそれぞれの個性があって見ていて飽きないですよね。カラーストーンとも相性抜群♡

自分の婚約指輪について色々見ていた時に、ビンテージデザインのリングにも心惹かれていたので、いつか何か一つはOECのジュエリーがほしいな〜♡ダイヤモンドの魅力は本当に一つのカットやシェイプに当てはめることができないのでアレもコレもとEndlessです、ハハ

日本のマーケットではなかなか出会うことができないOECですが、もし興味のある方はGOGにはたくさんのOECがあるので是非覗いてみてくださ〜い!

Engagement rings

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