ダイヤモンドについて」カテゴリーアーカイブ

ダイヤモンドが誕生してから、ショーケースに並ぶまで…

私たちが日頃見慣れているダイヤモンドはキラキラと輝くジュエリーとしてのダイヤモンドですよね?その美しいダイヤモンド… そもそもダイヤモンドって最初から輝いているものなのでしょうか??

う〜ん…

ダイヤモンドの原石って、そういえばどんなものか知らないなぁ… ダイヤモンドって何からできてるんだろう??ていうか、どうやってできるの??

と、よく考えてみるとダイヤモンドについて知らないことや、わからないことが実はたくさんあったりしますよね。

今日はダイヤモンドがどうやってできるのか?からダイヤモンドの謎を一緒に解いていってみましょう!

まず、ダイヤモンドは何からできているの…?

それは…

炭素(Carbon)!

世の中にある他の宝石も同じく、何かしらのミネラルから作られています。ダイヤモンドについては原料は炭素なんですね。鉛筆の芯と同じです。そう考えると不思議ですよね〜

その炭素が大昔(約5000万年〜30億年前)に地下100〜200kmという地球の奥深〜いマントルという層に高温&高圧(約1000度〜2000度&約5万〜7万気圧)の条件によってダイヤモンドの結晶を作り出しました

その結晶が火山により高速でマグマと共に地表に噴出し、冷却され、キンバーライトと言われるダイヤモンドを含んだ岩石になったんですね。

余談ですが、もしダイヤモンドの結晶がゆっくり低速で地表に上がってきたら、結晶が化学反応を起こしダイヤモンドから→グラファイト(黒鉛)に変化してしまうそうな… それこそ、ダイヤモンドが鉛筆の芯に変わっちゃうわけです… なので様々な条件が揃って、しかも結晶がマグマに乗っかって〜、みたいなミラクルの連続の結果、ダイヤモンドが存在するわけですから、よく考えるとめちゃめちゃすごいことですよね…

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さて、話を戻すとして、地表に出たキンバーライトは年月をかけて雨風に揉まれ、ダイヤモンドの結晶(原石)が川や海に流され人間に発見されました。

世界で発掘されているダイヤモンドですが、一番の生産量を誇るのはロシア。その他で有名なのはアフリカ大陸、オーストラリア(カラーダイヤモンドで有名ですね)、カナダ、ブラジル、インドなど…

ダイヤモンドの発掘方法はいくつかありますが、その中でも主流なのがマグマが作ったキンバーライトの動線(パイプ)に採掘穴を掘る方法。

世界最大級のミールヌイダイヤモンド鉱山 (ロシア)

こんな大きな穴を地球に空けて大丈夫なのか…?とちょっと心配になりますが…

さてはて、こうしてキンバーライトに含まれたダイヤモンドを収集するわけですが、その中からダイヤモンドが見つかる確率がどれくらいかというと…

約数千万分の1

そのうち宝石として使えるものは10〜20%だそうです。気が遠くなりそうな量ですね…

その岩石からダイヤモンドを取り除き、他の鉱物と分別され、やっとダイヤモンドの原石のみになります。フ〜、やっとダイヤモンドのお出ましです!

宝石となる原石は通常八角形の形をしています。一見、氷砂糖?のような感じ。原石の状態でどこにインクルージョンがあるかなどチェックをして、どうカットするのが良いか判断されます。

八角形のダイヤモンドの原石は大小2つにカット、研磨されながらジュエリーに利用するルースの状態になります。

ここで婚約指輪に使われるようなクオリティの高いダイヤモンドは鑑定所へ送られ、鑑定書が付いてくるんですね。

そして私たちが見慣れているジュエリーとして加工され、ショーケースに陳列されます。

ざっくりとダイヤモンドが誕生してからショーケースに並ぶまでの流れを見てみましたが、いかがでしたでしょうか?

ダイヤモンドが誕生した30億年前の地球のなんて想像もつかない世界ですよね…そんな歴史を経たダイヤモンドが様々な工程を経て、今、私たちの指に乗っかてると思うと、より一層ダイヤモンド熱が高くなっちゃいます♡

この流の中で、「人」がどう関わっているかお話しませんでしたが、ダイヤモンドが発掘されて自分の元までたどり着くまで、考えつくだけでもかなりの人が関わっていますよね。

この間にも細かく工程があると思いますし、順序が変わる時や、ある工程はスキップできるかもしれません。でも、こう見てみると、ダイヤモンド一つとってもこれだけの人が段階を踏んで関わっていて、手間暇がかけられているわけですから、そりぁお高くなるわけだ…っという感じですよw

ダイヤモンドは見ているだけで癒される本当に美しい宝石ですが、こうしてダイヤモンドの生い立ちがわかるだけで、ダイヤモンドに対しての見方も少し変わりませんか?美しいだけではない神秘的な魅力に満ちたダイヤモンド!これからも更に追求していきたいと思います♡

 

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