投稿者「uixi」のアーカイブ

ダイヤモンドよりも輝く!?モアッサナイト(Moissanite)って何?

みなさんモアッサナイトって聞いたことありますか?

私は日本ではほとんど耳にしたことがありませんが、アメリカではダイヤモンドの代わりとして結構人気がある石なんです。

screen-shot-2016-11-17-at-16-50-52Photo: Charles & Colvard

モアッサナイト(Moissanite)とは… 炭化ケイ素(Silicon carbide)で、フランスの科学者ヘンリー・モイザン(Henri Moissan)によって発見され、その結晶(石の状態)に彼の名前が付けられモアッサナイトになったそうです。自然界で炭化ケイ素を見つけることはとても困難で、モアッサナイトはダイヤモンドのように硬い結晶として人口的に工業目的で作られるようになりました。のちCharles & Colvardという会社がモアッサナイトをダイヤモンドの次に硬い貴石、そしてダイヤモンドよりも輝きが強い特徴を生かしてジュエリー化しました。Charles & Colvardはモアッサナイトのジュエリー化特許を27カ国に渡って持っています。一番最初に特許が切れたのがアメリカで、2015年の8月から他社もモアッサナイトを製造していますが、今世間にあるモアッサナイトのほとんどがCharles & Colvard製ということになります。

さて、ざっくりとモアッサナイトの生い立ちがわかったところで、モアッサナイトって一体どんなものなの?って気になりますよね!

モアッサナイトは見た目はダイヤモンドのような石です。ですが、ただダイヤモンドに似ている石ではないんです!それならキュービックジルコニアもありますし… なぜモアッサナイトが人気かというと、それはダイヤモンドに負けない輝きと世界一硬いダイヤモンドの次に硬い貴石として、ダイヤモンドにほど近い存在だからなんです。

それではモアッサナイトと他の貴石を比較したチャートを見てみましょう!

Source: Charles & Colvard

モアッサナイトとダイヤモンドにフォーカスしてみるとモアッサナイトの方が「光の屈折率」「光(虹色)の分散」に関してはダイヤモンドよりも優れているのがわかります。「耐久性」については、ダイヤモンドは劈開方向によって弱い場合があるので、その点で言えば耐久性もモアッサナイトの方が優れています。「モース硬度」はやはりダイヤモンドが一番硬いですね。

こうして数字で見てみると、キングオブストーンであるダイヤモンドよりもこんなに優れてる点があるなんて、モアッサナイトって結構すごい石じゃん!って感じじゃないですか?

光(虹色)の分散についてはこの画像を見るととてもわかりやすいです↓

screen-shot-2016-11-16-at-16-33-45Source: moissanite.com.sg

なんだこの反射の虹色は!!!この違いはびっくりですよね…

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モアッサナイトは日々進化を遂げていて、ひと昔前まではモアッサナイトの色は独特の少し黄緑グレーがかった色(カラーグレードでいうとK、Lぐらい?)だったのですが、今では技術も進歩してDカラーまでクリアな石が作れるようになりました。それからモアッサナイトは光を二重反射するので、単一反射のダイヤモンドと同じカットを施しても、石の中をよーく見ると模様がダイヤモンドと違います。ですが、それも最近ではH&A(Heart & Arrow)が出るくらい、かなりダイヤモンドが作る模様に似るようになってきています。

モアッサナイトはダイヤモンドと同様に4Cのクオリティを基準にしています。なので、日々、最高級のダイヤモンドのクオリティに近づけるために進化していて、追っていると面白いです。ラウンドシェイプだけでなく、ファンシーカットもとても人気で、最近ではアッシャー(Asscher)カットが新作で発表され、注目を集めています。

では実際にモアッサナイトとダイヤモンドの見た目の違いを見てみましょう。

Youtubeでこの二つを比較している動画をみつけました。真ん中の石がダイヤモンドで両サイドがモアッサナイトです↓

 

モアッサナイト方が虹色の光を強く放っているのがわかりますよね。これについては好みが結構分かれることも多くて、虹色が強過ぎておもちゃっぽいと思う人もいれば、 この虹色の光が好きな人も。やはり、モアッサナイトを買う人のほとんどがダイヤモンドの代役として買うので、虹色の輝きが強くてダイヤモンドの見た目から離れてしまうのもちょっと…っと思うみたいです。

私はモアッサナイトはダイヤモンドに匹敵するほど美しい石だと思うのですが、みなさんはどう思いますか?グレードの低いダイヤモンドの横に置いたらモアッサナイトの方が綺麗なのでは…?

次はモアッサナイトジュエリーの生みの親であるCharles & Colvardのサイトを覗いてみましょう!

Charles & Colvard
screen-shot-2016-11-16-at-14-04-13

こちらのサイトではモアッサナイトのルースからジュエリーまで幅広く商品を扱っています。

1カラットのルースのお値段を見てみると↓
screen-shot-2016-11-17-at-11-26-20ダイヤモンドと比べたら、かなりお安いですよね。$399ですよ…w 1/20ぐらいのお値段…ハハ

もちろん、ダイヤモンドではないのでお値段を比べても仕方ないのかもしれませんが、他の何よりもダイヤモンドにほど近いと考えれば、代役を務めてもらうにはもってこいなお値段ではないでしょうか…?

最後に、モアッサナイトとダイヤモンドの大きな違いについてですが、それはやっぱり、天然か人口かというところが大きいと思います。

ダイヤモンドは何万年という年月をかけてダイヤモンドになります。自然が作り出した賜物ですよね?そして、インクルージョンだって、カラーだって、蛍光性だって、自然が作り出した証拠でもあります。そんな歴史を経て、自分のところに来てくれたってっ考えると、ダイヤモンドがお高くてもそれ全てに価値があるものとして対価を払ってると思うんです。それと比べるとモアッサナイトは人口石なので、一週間前にLABで作られたばかりの石かもしれません…w やっぱりダイヤモンドのような深みはどうしてもないかな…と思ってしまいます。

アメリカではモアッサナイトの美しさ、耐久性などを考えても一生ものにできる石として婚約指輪に使うカップルも増えてきています。私は婚約指輪はダイヤモンドを選びましたが、他のジュエリーでは是非いろいろと試してみたい石の一つで、常にチェックしています。

日本ではまだまだ知られていないモアッサナイトですがCharles & Colvardのサイトから直接購入することも可能です。私がモアッサナイトを購入した際にはまたご報告したいと思います♡

興味のある方は是非Charles & Colvardのサイトを覗いてみてください♡

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