統計データで見るアメリカで人気のダイヤモンドとは?

婚約指輪を探していると、「みんな一体どんなダイヤモンドを選んでいるんだろう?」「どれくらいの値段が平均的なんだろう?」 などなど、周りの人たちがどんなものを選んだのか気になることもありますよね。

そこで先日色々と調べていたらちょっと面白いアメリカのサイトを見つけました。それはダイヤモンドサーチに特化した「価格ドットコム」みたいなサイトで、それ以外にもダイヤモンドのトレンドに関する統計データをインフォグラフィックで見ることができる、とても興味深いサイトです。

Rare Carat

以前ご紹介したPriceScopeのダイヤモンドサーチにも「価格ドットコム」と同じような機能があるので、そのサーチ機能自体は特に新しさを感じはしなかったのですが、Rare Caratの最先端のところはそのシステムの開発をIBM Watsonとおこなっているところ。そしてIBMと協力してAI RobotRocky(可愛いクマさんのキャラクター)に質問したりしながらサーチをすることができちゃうんです!

サーチBOXの右上に小さいRockyがいるので、そこをクリックすると新しくBOXが現れて、そこでRockyとチャットできます↓

例えば「which shape do you recommend? (どのシェイプがオススメですか?)」とシンプルな質問をすると、「じゃあ、一緒にあなたの予算に合った石を探してみましょう~」ってな感じで、Rockyに相談しながら一緒にダイヤモンドを探すことができます。なんだか微笑ましくて、面白いアイディア~♡

そして予算を決定し、さらに会話を進めると、次はシェイプについての統計データだったり、指輪をはめてみた印象を紹介してくれます。↓

全体の何%の人がどのシェプを選んだか、など統計データを見ながらダイヤモンドのシェプを選んだり。ちょっと新しい体験で楽しいです。こういった統計情報を折り込みながらダイヤモンドサーチの項目をRockyと会話をしながら決めて進めていきます。

そしてサーチ項目が全て決定したら実際にダイヤモンドサーチ開始↓

このサーチエンジンで探せるダイヤモンドは以下のショップから(James Allenが含まれていないのが残念…)↓


このツールを使ってみた感想は、Rockyはダイヤモンドについてサーチすると言っても右も左もわからない人にとって、とても役に立つガイドさんだと感じました。Step by stepでサーチ項目の設定を一緒に組み立ててくれますし、それにデータに裏付けられた情報も教えてくれるので安心感もあると思います。

ダイヤモンドの4Cについてある程度知識のある人ならRockyに相談しなくてもダイヤモンドサーチはできると思います。でも、こんなAI Robotを搭載したダイヤモンドサーチ機能は初めて見ましたし、とってもかわいいので一度試してみると楽しいですよ♡

ちなみにRockyはGemologist(宝石鑑定士)から宝石学を学んでいて、日々進化をしているそうです。なんだかすごいですね。宝石業界にもついにAIが…w

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さてはて、このサイトのすごいところはやはりRockyとの会話の中にも出てきた調査データ!サイトの中にダイヤモンドのトレンドに関する調査データをインフォグラフィックで見ることができるページがあって、これが面白い!現在1,093,962統計データを539,335の利用者から得てリアルタイムでビジュアル化しているそう!日々更新されているんでしょうね~!すごい!!(アメリカでの調査なので日本とは結果が違うとは思いますが、ご参考までに…)

それではまずは、州別に見たダイヤモンドにかける金額↓


トップはニューヨーク州で11,758ドル。続いてカルフォルニア州。色が濃くなるにつれて平均が上がります。(ニューヨーク州はカーソルが乗ってる状態なので色が明るくなっちゃってます)

次はシェイプについて↓


全体の何%の人がどのシェイプを選んだか見ることができます。ラウンドシェイプが全体の44.2%とダントツ人気ですね…そして、クッション。オーバルも最近ジリジリとランキングを上げてきているよう。

続いては予算について↓


一番多かったのは2,750-2,999ドル。この辺りは日本の平均と近いものがあるような… でもでも、4,000ドル5,000ドルそして10,000ドル…20,000ドル辺りも全然おりますね… ハハ

そしてカラット↓


1カラットがやはり人気です… そして2カラット、1.5カラットなんとなくキリの良い数字に惹かれるのかな?2.5や3カラットもぴょっこり…こうして見るとやっぱり大きいダイヤモンドが好きなんですね♡

そしてカット↓


ダントツでExcellent Cutが人気!うんうん、わかります…カット大事ですもんね。

そして最後にカラーとクラリティ↓


カラーとクラリティはお互いにグレード低めなのが人気なんですね。なるほど〜。予算と相談しながらこの辺りで調整する人が多いのかな?


結局カラーはK、クラリティはSI2と婚約指輪のグレードではギリギリラインと言われるようなところが一番人気だったとは、結構驚きです。

以前「日本とアメリカの婚約指輪の違い」でお話したように、やはりアメリカではカラーやクラリティを落としても1カラット以上は欲しい!という人が多いのがなんとなく見えてきますよね。

日本とはまた違った価値観でダイヤモンドを選んでいると思うので、「へ〜みんなここを重要視してるんだ〜」など、自分には無かった新しい発見があるかもしれません。

ダイヤモンド選びで迷ったら、是非一度このサイトを参考にしてみてください♡

Engagement rings

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統計データで見るアメリカで人気のダイヤモンドとは?」への4件のフィードバック

  1. 青じそ

    初めまして、uixiさま。
    いつも楽しく読ませていただいています。
    私も小さい頃からダイヤ好きで、よくJames AllenやPricescopeを覗いては目の保養をしております❤️
    ただいま、エンゲージメントリング用のダイアモンドルースを物色している最中でして、よくこちらのブログにお邪魔してuixiさまの体験談を参考にさせていただいております!
    今回の記事も興味深いことばかりで、大変楽しかったです。

    アメリカで好まれるダイヤのカラーがKだなんて、少し意外でした。
    私は無色透明のダイヤよりもライトイエロー寄りのカラーが好みなので、M以下で探しているのですが、どこのお店に行っても「G以上でないと、折角のお品にふさわしくありません」とか「あとあと黄色味が気になってくると思いますよ」と言われてしまいます。
    日本ももっと選択肢があればいいのなぁと思う今日この頃です。

    返信
    1. uixi 投稿作成者

      はじめまして、青じそさん。
      いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます♡

      アメリカでの統計データの結果を見て、私もKなの?っとちょっと驚きでした。ウェディング市場では、やはり無色のダイヤモンドが好まれますし、それはアメリカでも同じです。この結果を見て私が感じたのは、アメリカの購買者がKやSI2を選ぶ理由は、もちろん金銭的に仕方なく…という人もいるとは思いますが、それよりダイヤモンドの勉強をよくしている結果なのかもと。なぜなら自分にとって何が価値があるか理解していなければ、KやSI2を最終的に選ぶのは難しいチョイスのように思うからです。

      アメリカではルースだけでダイヤモンドを探す人は多いですし、M辺りのカラーも需要があるので探すのも難しくはありませんが、日本では青じそさんがお探しのようなM以下のダイヤモンドルースを見つけるは困難ですよね。見つかっても絶対数が少ないので選ぶのもその数少ない中からになってしまいますし… もっと買い手側に選択肢が欲しいと思うのはごもっともな意見だと思います。

      James Allenも前はKまでしか取り扱いがなかったのですが、今ではMまであるのでライトイエローが気になっていた人はチョイスが広がって嬉しいですよね。

      ライトイエローのダイヤモンド、とっても素敵だと思います♡

      返信
      1. 青じそ

        早速のお返事嬉しいです!
        James Allenのルース、リングデザイン共に本当に充実していますよね!
        暇さえあれば睨めっこしています。何時間見ても飽きないですよね。
        アメリカの男性もこうやって睨めっこしながら理想のダイヤをハンティングしているのでしょうか(笑)

        ところで、Pricescopeのダイヤモンドリサーチ機能で、いつくかダイヤモンドのディーラーが出てくるのですが、James Allen以外のところって有名なのでしょうか?
        Bluenileはよく目にするけれど、WhiteflashやB2C Jewelsは初めて知りました。
        色んな方の写真を見比べて、NとかQ
        カラーが素敵だな〜と思って、リサーチ機能で探してみるとUSA Certed Diamondというところが沢山取り扱っているようでした。低めのカラーが充実しているUSA Certed に興味があるのですが、レビューは少なめだしサイトは古い感じだし怪しいような??
        uixiさんはこの会社、聞いたことありましたか?

        返信
        1. uixi 投稿作成者

          James AllenのサイトはAddictiveですよね…わかりますw
          ダイヤモンド好きにはたまらないサイトです、ハハ♡

          さて、JA以外のオンラインショップについてですが、WhiteflashやB2Cは評判の良いショップです。Whiteflashでは私の好きなリングデザインがあって気になっていた時もありました。ただ、JAと他のオンラインショップの違うところは、やはり全てのダイヤモンドに写真と360度の動画があるところですよね。同じスペックのダイヤモンドを並べても実際に写真や動画を見ると全然違うのはもうお分りだと思います…なので、その違いを手軽に比べることができるJAはやっぱり私にとっては決定的でした。

          青じそさんが気になっていたUSA Certedですが、名前を知っている程度で実際にサイトに行ったことはありませんでした。青じそさんからのコメントを見てサイトを覗いてみましたが、確かにサイトは古くてなんだか秩序がない感じがして不安になる気持ち、わかります…w

          そこでPriceScopeで少しUSA Certedについて調べてみたら、そこで買った人の話がいくつかありましたが、とても良いレビューでしたよ〜。いろいろ読んでいてわかったのは、このサイトのオフィスがカナダのトロントにあること。USA Certedと言う名前なのでてっきりアメリカのサイトかと。ダイヤモンドサーチについては実際の写真など無いですね…気になったダイヤモンドについては全て問い合わせをするという形になっていたので、ちょっと面倒くさそうだなぁ…というのが正直な感想です。でもダイヤモンドのセレクションは多そうですし、ショップとしては良さそうな気がします。スペックを見て「これだ!!!」と思うものがあったら一度問い合わせてみるのも良いかもしれません。それでどんなショップなのか対応を見ながら判断できますし。

          どこに運命のダイヤモンドが潜んでいるかわかりませんから、是非いろいろと試してみてください♡

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