私が婚約指輪のダイヤモンドを探していたのは2014-2015年、もうあれから10年の月日が経ったのですね、、、スイート10についても色々と考えているのでまたそれについては改めてブログ書きますね。
それはさておき、10年も経てば婚約指輪のトレンドももちろん変わっているわけです。 そこで今日は2025年の今、私が思うアメリカの婚約指輪トレンド事情をお届けしたいと思います!
Before vs Now:これまでとの違いって?
2010年代
- センターストーンは大きめ(bigger is better)
- 華奢で細身なアームのリング
- ダイヤモンドの周囲をぐるりと小粒メレで囲んだHaloスタイル(少しでも大きく見せたい?)
- 地金はホワイト系が主流
2025年
- 小さめ(実用的なサイズ)の石
- ボールドで太めのアームのリング
- パーソナルで個性的なデザイン(カラーストーン、イーストウエストスタイル)
- 地金はゴールド系が人気
小さめでも“存在感”。2025年の婚約指輪は「引き算の美学」
ここ最近のリングトレンドを見ていて思うのは、
「大きいダイヤが正義」だった時代は、もう終わりつつあるのかも。
ということ。
以前は、センターにどーんと大粒ダイヤ、その周りを小粒メレで囲んだHaloスタイルに、細〜いプラチナアーム…というのが定番でした。
でも2025年現在は、むしろ逆方向へ。
小さめの石を“自分らしく”楽しむ
最近の傾向として、1ct以下の小粒サイズの天然ダイヤモンドを選ぶ人も増えてきています。
理由はさまざま:
- 日常で使いやすく、レイヤードしやすいサイズ感
- 大きさより「意味」や「物語」を重視する流れ
- 実用性・安全性を求めるミニマル志向
- 小さいからこそ上質なものを選ぶ楽しさがある
そしてここに、ラボグロウンの存在が間接的に影響しているとも考えられます。
ラボグロウンでは2〜3ctの「大粒」が手に届く価格になった一方、天然は「小さいけど特別なもの」としての立ち位置を確立しつつあります。
つまり、ラボ=ボリューム/天然=ミニマル&ストーリー性という棲み分けが生まれてきているのかもしれません。
太めのボールドアームが主役に
細く華奢なバンドが人気だったのはひと昔前の話。
ここ最近、アメリカのインフルエンサーやセレブの指輪を見ていると、明らかに「バンドがしっかり太め」なリングが増えてます。
Dua Lipaがつけている18Kイエローゴールドの太めリング(しかも2-3ct級のセンターストーン)なんて、まさに象徴的。セレブが2-3ct級のセンターストーンを選ぶのも小さめストーンの傾向も見えますよね。
Source: Dua Lipa/Instagram
細身の華奢なリングも素敵だけど、「指にしっかり存在感がある」このチャンキーなスタイル、確実に広がってます。
しかも太いと耐久性もあるし、実用的なんですよね。結婚後、毎日つけるとなるとこの安心感は大事。
「自分のため」のパーソナルデザイン
「自分の好き」をちゃんと大事にしたいという空気が指輪選びにも表れている気がします。
たとえば、
- アシンメトリーなセッティング
- イーストウエストスタイル
- カラーストーンやミックスメタルでの遊び心
など、婚約指輪といえばこれ!っといったステレオタイプなデザインに縛られない「これ、私らしい」と思えるようなストーリーやデザインを重視したデザイン。
地金はゴールド系が人気
ゴールド系が人気の背景にはファッションとの相性や温かみのある印象だけでなく、地金そのものの価値への注目もあるように思います。
ただ「色がかわいい」だけじゃなく、将来にわたって価値が残る安心感、そんな選び方をする人も、増えてきているのかもしれません。
いま、指輪に求められているのは「大きさ」より「らしさ」
2025年の婚約指輪トレンドを見ていて思うのは、「誰かの正解」よりも「自分にとっての正解」を大事にする空気が広がっているということ。
しかも、そこには「価格」や「見た目」だけじゃなくて、
- 日常使いのしやすさ
- ラボグロウンやカラーストーンなど、価値観の多様性
- 将来資産としての地金の安心感
といった、生活に寄り添う実用性や哲学まで含まれているのが、今の流れらしいなと思います。
これから指輪を選ぶ方も、アップグレードを考えてる方も、「何を選んだら今っぽい?」のヒントになれば嬉しいです。